❶ 畳は朝引き上げて夕方納品 ❷ 畳 +(襖・障子・網戸・建具・ ❸ カモ保証(施工日より3ヶ月) ❹ カモ保証(施工日より3ヶ月) ❺ アフターサービスはお任せ下さい ❻ 1枚からでも施工します ❼ 見積り無料 |
◆ 枚方市 ◆ 寝屋川市
◆ 交野市 ◆ 大東市
◆ 門真市 ◆ 四條畷市
◆ 守口市 ◆ 高槻市
◆ 茨木市 ◆ 摂津市
◆ 吹田市 ◆ 豊中市 ◆ 大阪市一部
◆ 八幡市 ◆ 京田辺市 ◆ 京都市一部
◆ 城陽市 ◆ 精華町 ◆ 生駒市
その他 ご相談ください。
畳は下の部分断面写真に示しますように、芯材となる畳床、表面を覆う畳表および端部の補強と装飾を兼ねた縁が主要材料になります。
さらに畳表と畳床の間に入れるクッションシート、畳の裏面に重ねる裏シート等ありますが、上記3材料が主となります。
少し前までは畳床は藁床、畳表は藺草(いぐさ)表と決まっており、お客様の選択すべき事柄はほとんど、どのグレードの材料を選ぶか?に限られておりました。
しかし最近新しい材料が発表されておりますので、それ等も含めてご説明いたします。
畳表は製法および材料によって分類すると藺草製の従来から使われている畳表と、和紙製、PP製の畳表に大別されます。
和紙表、PP表は約15年前より販売され現在では畳表出荷量の7~8%を占めていると言われています。
それぞれ特長がありますので説明して参ります。
藺草表は古くから使われているもので、“備後表”で代表される高級品から近年中国から大量に入って来ている普及品まであります。
長年にわたり畳表として使われてきた実績、その上に立つ安心感があります。また本ホームページの標題に掲げましたように“藺草畳は天然の空気清浄器” と呼ばれ空気中の二酸化窒素を吸収、一酸化窒素に還元する能力があります。
併せて藺草独特の香りは人をリラックスさせ、ストレス解消、精神を安定させる効果があり、一部では子供室に使うと集中力が増し成績も上ると報告されています。(北九州市立大学、森田准教授著“い草のすべて”をご参考に)
しかしながら藺草は農産物であるため出来栄えは栽培方法、天候等に大きく左右されます。
良い藺草表を作るには良い藺草を育てることに加えて、藺草の選別をどこまで厳しくするかにかかっています。
下図で藺草表の出来るまでを示します。
まず11~12月頃に田植えを行い、6~7月頃に刈取りを行います。この間、施肥、草取り、中刈り、網掛け等多くの手間が掛ります。
また写真では手作業中心の風景を写しておりますが、営農規模により機械化が進んでおります。
刈取りした藺草は独特の泥染め処理を行った後、十分に乾燥、倉庫に保管されます。畳表へ織るタイミングは生産者によって異なりますが、従来は農閑期の仕事でした。そして出来上がった畳表は市場に出荷されます。
畳表の織り
完成した畳表
欠陥のない、色の揃った、長い藺草の中央部の90cmを使い、出来るだけ多くの藺草を打ち込んだものが高級な畳表となります。
高級表と普及表との差は敷き込み当初は分かりにくいですが、半年から1年程度経た後に畳表の色、艶、見栄えに大きな差が現れてきます。
藺草表で特に注意しておきたいのは“泥染め”という独特の工程があることです。新しい畳表の表面にはこの泥が残っているため、畳工事の終了後に数度の乾拭きが必要になります。
前項で藺草表の説明をいたしました。
田圃に田植えをし・・・と生産から流通まで完全に農業製品でした。その年々によって品質(出来栄え)や価格の変動が大きく結構使いづらい点があります。
品質、価格の安定を求めて工業製品での代替が20~30年前より考えられ、販売されました。しかし当時使っておりました材料が直径1~1.5mm程度のプラスチックパイプであったため、使用感が悪く藺草表の代わりになることは出来ませんでした。
15年程前より和紙製とPP(ポリプロピレン)製の2種類の工業製品表が発売され、現在では畳表全体の7~8%に近い量が使われております。
和紙製畳表は紙テープを材料にコヨリを作り、防水、防汚処理をした後、織機に掛けて織ったものです。
PP表はPPテープを金属ブロック(ダイス)に開けた小さな穴に通し、引き抜く時の摩擦熱で表面を溶かし皮膜を作ったものです。
畳表としてみた場合、双方よく似た性能を持っておりますが、PP表が熱に対して弱点がありますのでここでは和紙表について詳しく述べます。
下図に示しますように、まず紙テープでコヨリをつくります。このコヨリに樹脂含浸、コーティングを施して耐水性、防汚性を与えた後、織機にかけて
畳表に織り上げます。藺草表に比較し“藺草の香りがしない。”という欠点を除けば、優れた点が多く使いやすい畳表です。
液体を溢しても簡単に拭き取ることができます。
また煮汁類には洗剤を、経時的な汚れには希釈漂白剤(キッチンハイター等)で拭き取ることができます。従って、いつもきれいで“カビ、ダニに強い畳”となります。
工場にて生産されますので、対象となる化学物質は全てデータで確認されており安心してお使い頂けます。残留農薬、有害色素等の問題もありません。
ⅰ)簡単に言えば高級紙紐で出来ている畳表です。藺草表に比較し強度が大きく“ささくれ”等の出難い畳表です。
耐久性の表し方はむつかしいですが経験上、い草表の2~3倍は持つと言うことができます。
ⅱ)特に“折り曲げ”部分で切れる心配がなくなったため、 縁なし畳にも安心して使うことが出来ます。
かつて藺草表で縁なし畳を作った場合、畳の長手側の折り目で藺草が切れ女性のストッキングに引っ掛るということが散見されました。
和紙表、PP表の登場で縁なし畳を安心して使えるようになり一気に普及しました。
ⅰ)工業製品であるため得られた大きな特長は自由な色付けが出来ることです。
染料、顔料技術の進歩により褪色性に非常に優れた斬新な色の畳表が得られました。
ⅱ)畳表の織り方も一般的な引目織の他に、縁なし畳に適した目積(めせき)織、綾織等さらには床の間用畳表等多くの畳表が販売されております。
引き続き多種の品揃えが期待できます。
PP(ポリプロピレン)製畳表も性能的に和紙表と類似しています。
畳表として使用した感触は良好ですが、材料的に火に弱いのと、長く使っていると毛羽立ってくる心配があります。
PP表で大きな特長のあるものは、畳表表面の樹脂層を厚くしたものです。畳表としての感触は今ひとつと言うところですが、強度および耐久性が優れていますので、洗える畳あるいは車椅子対応畳として特殊な需要を持っています。
畳床は“畳干し”する習慣がなくなって以来、殆ど目にすることがなくなりました。
畳床を材料から見ますと藁で出来ている藁床と木質繊維板から出来ている建材床の2種に大別されます。
藁床が古くより使われておりましたが、約30年前に建材床が発売されて以後、徐々に切り替わり現在では建材床が主流になっております。
前述の和紙製畳表、PP製畳表と同様、工場生産による品質および供給の安定が大きな理由になっているようです。
また現在では大量生産による効果で藁床より建材床の方が安価になっています。畳床を材料、構成によって下図のように分類されます。
藁床は主として稲藁を何層にも重ね圧縮したものをミシンで縫い合わせて作っています。畳が現在のような構造になって以来、長らく畳床の主流は藁床でした。しかしながら良質の長い藁が得難くなったこと、重いこと、および藁床が虫の巣になり易いと疑われていることにより最近の新畳では多くの場合建材床が使われています。
極論すれば、伝統的畳に思い入れのある方が採用される程度です。
特に足当たりは藁床に優るものはないと言われる方もおられます。
また藁床の重量軽減のため畳床の中央部に発泡スチロールを積層した藁サンドイッチ床もあります。
藁床に代わるものとして開発されました。
材料は低密度の木質繊維板で、インシュレーションボードあるいは畳ボードとも呼ばれています。木材を繊維になるまで溶解槽の中で解し、紙を漉く要領で漉き上げた後、軽くプレスして板にしたものです。厚さ7~15mmに出来上がった畳ボードを所定枚数重ね、ミシンで縫い合わせて畳床とします。この際、畳ボードのみで作った建材床Ⅰ型、発泡スチロール板と併用した建材床Ⅱ型、Ⅲ型があります。発泡スチロールを使う目的は藁サンドイッチ床と同様、畳床の軽量化です。
建材床Ⅰ型
建材床Ⅱ型
建材床Ⅲ型
さらに畳床製作時に最下面にはPPフィラメントをラミネートしたクラフト紙を置き、防湿性と畳表を逢着する時の糸掛りを得るようにします。
一方最上面には種々のクッションシートを縫いつけることがあります。
このシートにより畳の足当りが大きく変わりますので、出来ればお客様と打合せの上、仕様決めしたいところです。最近の畳は硬いという意見を伺うことがありますが、クッションシートを設けることで大巾に改善することができます。建材床は畳の特長の一つである吸放湿性能が藁床と変わらぬ上に、内部に虫が潜り込める隙間が少なく虫害が発生しにくいと好評です。
今まで述べてきた内容は畳の出来上がり厚さが約55mm、畳床として50㎜厚さを念頭において説明しました。畳として最も一般的な厚さです。
しかしながら薄畳のところで述べましたように洋間と和室のバリアフリー化、畳仕上げで床暖房をする、あるいは薄畳にすると間取りが自由にできる・・・等々の理由で12~15mm厚さの薄い畳が求められるようになりました。
畳表は今まで説明してきました畳表と同じものを使うことが出来ますが、畳床や畳工事全般に種々の工夫、配慮が必要になってきます。
床暖房用畳床の例
さらに床暖房対応薄畳となると、畳が乾燥状態になる上に大きな温度変化があること、畳の表裏の温度差が30℃近くになること等で安定した品質を確保することがさらに難しくなってきます。現在市販されている主なものは
などが使われておりますが一般向きの畳床に較べかなり高価なものになっています。
左図はガラスマット状のシートを使った床暖房用の畳床です。
畳を替えたいのだが家具も沢山あるし時間も掛りそうで大変だな・・・と考えられている方が多いと伺っております。
とくにタンス、本箱、大型テレビ等々の移動が気掛りとのことですが、主要部分は畳店で行いますので気軽にご相談下さい。
例えば、タンスの場合は中のものはそのままで、壊れやすいものだけを予め別に移しておいて頂ければ結構です。
本箱は本の数量にもよりますがおおよそ半分程度移しておいて頂ければ作業することができます。
畳は一部の薄畳等の例外を除いて、簡単に畳表と畳床に分解することができます。
従って畳工事は畳全体を作る新畳工事、畳表の交換工事、畳表の裏返し工事を選ぶことが出来ます。
それぞれ工事手順を以下で説明致しますが、いずれもお客様宅へは最低2度お伺いさせて頂きます。
まず工事に先立って見積りをする必要があります。
今まで述べてきましたように“畳は総て特注生産”ですので、正確な見積りをするためには次の項目を決めておくことが必要です。
場合により価格が大巾に変わってくることがありますのでご注意下さい。
注) 当社では現在のところ、タンス等の家具、現場の階数では別途価格は頂いておりませんが、訪問する職人の数を決めるために必要になります。
新築住宅での工事、あるいは今お使いの畳を新しいものに入れ替える工事です。次の手順で行います。
① 採寸
まず部屋の寸法(正確には畳寄せの内側寸法)を計ります。
時として、部屋が正しい長方形になっていなかったり、壁が真っ直ぐでなかったりすることがありますので、約450mm間隔で縦横の寸法を測ります。
左図の採寸風景で測定者の前に見えるのが基準線を出すためのレーザー発信器です。
タンス、家具等の荷物の量で異なりますが、採寸にかかる所要時間は1部屋でおおよそ30分くらいです。
② 製畳
採寸したデータを持ち帰り、工場で畳を作ります。製造の主要 部分は機械化されておりますが、細部の仕上げは今でも手作業 で行っています。特に縁なし畳は手作業による部分が多いため時間がかかり、高 価になる傾向があります。 材料手配の時間も見て、普通の畳で2~3日、薄畳、縁なし畳で4~5日かかります。
③ 敷き込み
出来上がった畳を現場に持ち込み、新築住宅の場合は敷込み、リフォームの場合は現在入っている畳と入れ替えます。
従ってリフォームの場合でも畳のない部屋で過さねばならない時間はありません。
この作業も所要時間は1部屋30分程度です。
昔はお客様宅の庭先で仕事をさせて頂く事もありましたが、現在では畳を工場へ持ち帰って畳表の取替を行います。手順としては次のようになります。
① 引き上げ
まず日程調整の上お客様宅へ伺い、畳を工場へ持ち帰ります。畳が戻ってくるまでの間、この部屋は畳がありませんので盛夏、厳冬期の工事は避けた方がよいかも知れません。またこの部屋にあったタンス等の大型家具は、引上げたお客様宅の畳の代わりに当店よりお持ちした畳を置きその上に仮置き致します。 家具は水平移動のみで比較的簡単に移すことが出来ます。
② 畳表の交換
工場へ引上げてきた畳は、縫いつけてある糸を切り古い畳表を取り去ります。
その後、新しい畳表を新しい縁共々縫着します。
③ 敷き込み
工場で畳表を新しく替えた畳を敷き込みに参ります。お客様宅での作業時間は1室あたり、おおよそ30分程度です。基本的には引き上げの翌日敷き込みますが、当社近郊のお宅であれば当日中にお持ちすることも可能です。
畳表は裏返して使うことも出来ます。
昔のように、こまめに畳の手入れをしていた時代は新しい畳表にして2~3年経過すると裏返して使い、さらに2~3年使ったあとで畳表を交換するということが広く行われていました。
最近のように畳を手入れする間隔が長くなってくると裏返し工事では、畳が綺麗になったと実感しにくくなりました。 畳表の使用年月が長くなると、裏面といえども日焼けします。 汚れも裏へ回っていることがありますので4~5年以上使われた畳表は基本的に裏返しより表替えをお奨めいたします。 作業的には表替えとほぼ同じです。
畳工事については、お部屋に大きなタンスや本棚等の家具がある場合も、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
下記の方法で施工させて頂きます。
畳引上前 小物や割れ物、本棚の中身はできるだけ移動をお願いします
畳表に場所を記入して、家具のない畳から畳を引上げます
タンスの下に家具スベリを敷き、家具移動専用の畳へ移動する
タンスの巾程の専用の畳なので、安定した状態です
新しい畳が来るのをこの状態で待ちます
新しい畳が入り、家具も元通りで完成です
畳のお手入れ方法を新畳の場合と日常の場合について説明いたします。新畳あるいは表替え直後、藺草製畳表を使った場合に特有の“泥染め”と“折皺”の問題が出ることがあります。
藺草表を作る過程で“泥染め”という独特の処理を行っています。収穫した藺草を、非常に細かい粒子の陶土を溶かし込んだ泥水に浸した後、乾燥させます。
藺草の表面に付いた陶土が潤滑剤となって、乾燥した藺草が折れないように保護するのが主たる目的ですが、畳表に織った後もこの泥が表面に残ります。
新しい藺草表が白い粉を吹いているとか埃っぽく見えるのはこのためです。新しい畳の上に乗ると足の裏が白くなる、その足でフローリングを歩くと足跡がつくなど・・・経験された方も多いと思います。
少し前より、藺草表の出荷時にブラッシングして泥を落す、あるいは特殊樹脂でコーティングして簡単には泥が付かないような工夫をしておりますが、多少の問題は残っております。
そのため、藺草表を使った畳のお手入れの第一歩は敷き込み直後に、畳表の乾拭きをすることから始まります。泥の粒子が非常に細かいため簡単には除去出来ず、数回から10回程度の乾拭きが必要となります。
なお、濡れ雑巾で拭きますと拭きムラが残ってしまうためお奨めできません。
畳表は連続物として織機から出てきます。これを畳店あるいは畳材料問屋の要望に合せた長さで切断、出荷します。いずれにしても“折り畳んで出荷する”ことになりますので、折り目の内側になった部分の藺草が潰れ、畳にした時、黒い筋となって見えることがあります。放置しておけば、約1ヶ月程度で空気中の水分により藺草が膨らみ元へ戻ります。とは言え、工事直後に見栄えが悪いのは気になります。畳表に霧を吹きかけたり、ローラーで押さえたり、スチームアイロンで蒸気をあてたりして改善を計りますが性急に行いますとかえって見栄えを悪くしてしまいます。軽く処置した後は暫らく放置するのが得策と思います。
これに引き換え、和紙製畳表、PP製畳表はロール巻にして出荷されますので折り皺の問題は発生いたしません。
藺草表がロール巻梱包されないのは“耳毛”を残した状態で畳店に届けるという習慣が残っているからです・・耳毛が保護材代わりになり簡単な紙包みで配送できる、あるいは長い耳毛が “長い藺草を使っている証明” になる等言われております。耳毛を残したままロール巻梱包すると鼓形になってしまい却って多くの皺を作る原因となってしまいます。和紙製畳表、PP製畳表では素線の品質は一定となりますので、敢えて耳毛を付ける必要もなく、ロール巻き、ダンボール箱入りで配送されます。折り皺、あるいは机や椅子を置いた時の凹みの修正には、スチームや熱湯による加熱過湿が有効ですがPP表に行うことは厳禁です。大きな伸縮、変形が起こってしまい対応不能になります。
畳に関連して発生する害虫で最も実害の出るのがダニでしょう。子供さんのアトピーの原因の半分はダニだとも言われている程です。
ダニは0.3mm程度と小さい上に夜行性ですので、ほとんどの方は実生活で見たことはないと思います。
ダニとカビは繁殖条件が似ている上、カビがダニの好む餌となることに注目し、“カビの出ている所にはダニがいる” 逆に言えば “カビを防止することはダニを防ぐこと“ と考えるのがよろしいと思います。
従って、ダニ対策で注目すべきは湿気、汚れ、ハウスダスト・・・等でしょう。 地道ですが1日1回部屋の空気を入替える、こまめに掃除をする等が基本です。
部屋の隅、タンスの裏面など空気の流れの悪い所にカビが発生しがちです。 部屋を締め切りにする時は特にご注意下さい。
上述しましたようにダニは夜行性の上、湿気があり暖かい所、また子供や女性の柔らかい肌を好みますので夜間、就寝中に咬まれることが多々あります。その場合は
【 朝起きた時、照明をつけず、暗い状態のままで布団に丁寧に掃除機を掛けて下さい。】
特に子供さんや女の方の寝ていた場所を重点的にかけて下さい。ごく一般の掃除機で結構です。掃除機に吸われたダニは衝撃でほとんど死んでしまうと言われています。 1週間程継続しますと効果が現れます。
個別のお手入れについては表にまとめておきましたが、畳の大敵は何といっても汚れと湿気です。
部屋を閉め切ることを避け、意識して1日1回は部屋の換気をして下さい。特に新しい藺草表ではまだ藺草の内部に残っている葉緑素によりデンプンが作られております。これがカビの原因になりますので、畳が新しい間はとくに注意が必要です。
時には畳の隙間、裏面にも風を通して下さい。町内揃っての大掃除、畳干しの習慣がなくなって久しいのですが、やはり年2~3回くらいは畳の裏面まで空気を通しきれいにしたいものです。
具体的には天気のよい日に、左図のように畳の片面にペットボトル等を支えにして持ち上げておくだけでも十分効果があります。
この時、畳を立てかけたり移動させたりする場合は元の位置と方向を記録しておかないと畳が入らなくなることがあります。ご注意下さい。
また湿気の問題以外にも、害虫とくにダニの発生原因の1つに “ハウスダスト” が指摘されております。
上記要領で畳に風通しした際、畳の隙間、裏面に掃除機をかけておけば効果的です。
畳表の種類 | ||
時期等 | い草製畳表の場合 | 和紙製畳表、PP製畳表の場合 |
敷込み直後 |
|
|
日頃の手入れ | ||
汚れた時 |
|
|
凹んだ時 |
|
|
(PP製畳表には厳禁です。) | ||
カビた時 |
|
|
虫が出た時 |
|
|
その他 |
|
|