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和室離れ?が進むにつれ襖、障子も減少状態にあり、手入れもとかくなおざりにされている感じを受けます。
しかしながら材料は殆どの場合自然素材であり、落ち着ける環境演出に加え吸放湿性能等、内装仕上げ材として好ましい性能を持ております。
なにより見付面積が広いため、襖紙の張替え、柄選びにより部屋の明るさ、見栄え等に大きな効果が得られます。
襖には大きく分けて木製の格子組に紙を貼った本襖と呼ばれるもの、および発泡スチロールやダンボール製の板材に襖紙を貼ったスタイロ襖、ダンボール襖と呼ばれるものの2種類があります。
本襖は古くより使われており手作業によるところが多く、スタイロ襖、ダンボール襖は生産性に優れ規格品に多く使われています。
本襖の構造
スタイロ襖の構造
図からも分かりますように襖は大きな面積に比較し薄いため常に“反り”に配慮した扱いが必要になってきます。
そのためには襖紙を貼る時は表裏同時に行うことが原則です。実際、襖紙は十分水に含ませて貼り、乾燥に伴って襖紙が収縮する事により皺がなくなりきれいな仕上りとなります。
この時、表裏で収縮力のバランスをとらないと襖が反る原因になってしまいます。
また畳、襖、障子等、日本古来の部材は小まめに手入れし長く使うように考えられております。
従って襖紙も単に剥れないように強く貼るだけでなく、次回貼り直しする時のことを考えて、薄いデンプン糊を襖紙の周辺にのみ付けるようにしております。
和室と洋室、廊下等の間を仕切る建具に戸襖があります。
一般にフラッシュ構造の建具を用い、多くの場合洋室側は化粧板やクロスで仕上げられ、和室側は襖紙が貼られます。
厚さは襖の約20mmに対し戸襖では約30mmありますので、木製戸襖の場合、片面のみを貼っても反る心配はありません。
但し、近年スタイロ襖、ダンボール襖と同じ構造で、単に厚みを増したものが使われていることがあります。
この場合は両面同時に貼ることをお奨め致します。
一目で分かりますように、木組み格子の片面に障子紙を貼ったものです。
襖、戸襖以上にしばしば貼替えて使うことを前提にデンプン糊を用いています。
水洗いすればきれいに落ちて何度でも使うことができます。
接着力の強いボンド系接着剤を使うと、古い紙を剥がす時に木桟を傷めてしまうことがあります。
後で説明しますように、破れない障子紙として薄い樹脂板に障子紙をラミネートしたもの(商品名:ホームワーロン)がありますが、デンプン糊では貼りにくいからと言って不用意にボンド系接着剤を使うのは要注意です。
さらに、このホームワーロン紙は厚みがありますので “摺り上げ” のある、雪見障子には多くの場合使うことができません。
襖、障子の基本寸法は3尺×6尺(900×1,800mm)です。
多くの襖紙、障子紙はこの寸法を基準に揃えられております。
巾広品で4尺(1,200mm)、丈長品で8尺(2,400mm)のものを時として見かけます。
良く出る柄の襖紙、障子紙はこれ等の巾広品、長尺品が準備されておりますが柄選択の範囲は狭まってきます。
注意が必要です。
いずれにせよ市場に供給されている材料規格に合せて寸法を決めることがスムーズに仕事を進めるコツです。
基本となる紙が洋紙か和紙か?製法が機械漉きか手漉きか?により分類されます。価格的にも非常に大きな差があります。
一般住宅には洋紙、機械漉きを中心に下記のものが多く使われています。
洋紙、機械漉き、再生紙を約70%使用しています。普及品グレードですが最も多く品揃えされています。
エンボス加工等により見栄えもよく実用的な襖紙です。高級紙に比べかえって作業性は優れています。
洋紙、機械漉きでメッシュ状に糸を織り込んだものです。新鳥の子紙より上位のグレードになります。
和紙、機械漉き、すべて新パルプを材料とした襖紙で、中級グレードとされます。
新鳥の子紙に比較し、乾燥時の収縮力が大きくなりますので両面同時に貼ることが一層必要になってきます。
襖紙の柄は非常に多くあり、図に示すように見本帳として各メーカーより発表されています。見本帳名と番号を指定することができます。
例として、新鳥の子グレード “山水” と糸入りグレード “しんせん” の内容を掲載しておきましたのでご参照ください。
広く使われている障子紙には下記4種類があります。
◆ 普通紙:いわゆる普通の障子紙で、最も多く使われております。
◆ 雲龍紙:紙の繊維で雲龍模様を漉き上げたものです。
◆ タフトップ紙:樹脂繊維を漉き込み、普通紙の約5倍に強度アップしたものです。
◆ ホームワーロン紙:薄い樹脂板の両面に障子紙をラミネートしたもので “破れない障子紙”と呼ばれています。
図に示しますように指でついても穴が開くことはありません。
強度面では大きな特長がありますが、デンプン糊だけでは貼り難くエマルジョン系のボンドを混ぜて用います。
この場合次回貼替え時、古い紙を剥がす際に木桟を傷めることがあり注意が必要です。
従ってホームワーロン紙は小さな子供さんがいるお宅等、強度の特長が十分生かされる場所で使われることをお奨め致します。
この紙は他の障子紙と比較し使われる量が少ないこともあり、巾広の材料は準備されておりません。また長尺品も7尺(2100mm)までです。
新築住宅での工事、あるいは今お使いの襖、障子を新しいものに入れ替える工事です。
次の手順で行います。
① 採寸
襖、障子は周囲 (柱、敷居、鴨居) が完成した後で、開口部の高さ、巾に合わせ作成します。
現場に出向き開口部の縦、横の寸法を複数ヶ所測定致します。
新築住宅の場合はまず問題ありませんが、リフォームの場合、特に木造住宅においては開口部に変形(柱の傾き、鴨居の垂れ、敷居の磨耗等)が発生している場合があります。どこまで対応できるかは個々の事例によって変わってきますので、十分打ち合わせておくことが肝要です。
襖、障子の製作には1週間~10日ほどかかります。この際、工場では最終の寸法仕上げを行わず現場での調整代を残しておくのが一般的なやり方です。
② 現場建て込み
上記要領で作られた襖、障子を現場に持ち込み最終の寸法調整を行います。
従って少量発注の場合、現場建て込み代のため割高になる恐れがあります。一般的に4~5枚以下のご注文になりますと割高になってきます。
さらに開口部に上述のような変形がある場合は、この現場調整にかなりの時間と技術が必要となります。
③ 柄の選び方
襖紙の柄を選ぶのは楽しいものです。住む方の感性により自由に選べばよいわけですが、部屋の内部から見た場合、柄が統一されていること、単純に言えば一室内では同じ柄の襖紙を選ぶのが無難です。
2室の間仕切りに使う襖においては両面で異なる柄を貼ることも全く支障ありません。また複数枚の襖を並べて柄が完成するものもありますので注意が必要です。
戸襖の場合、洋室側は木柄またはクロス仕上げ、和室側はその室の襖紙を貼ることが多く行われます。
① 下地の調整
畳、襖、障子等の和室の仕上げ材は “大きく傷む前に、こまめに手入れしながら使う” ことが原則であると思います。
特に襖、障子は破れやすい紙製であるため、単に綺麗に仕上げるだけでなく、間単に手入れが 出来ることを前提にして作られております。
襖、障子を綺麗に張り替えるためのポイントは、古い紙を取り除き下地をどこまで綺麗に仕上げられるか? にかかっていると言っても過言ではありません。
特に襖の場合、木桟が見えるほど下地が破れたり、ましてや木桟が折れているような場合は作業に時間が かかるだけでなく、綺麗に仕上げることが難しくなります。
大きく傷む前であれば “重ね張り” することもでき 短時間で綺麗な仕上がりとなります。
障子の場合は古い紙を剥がし、十分水洗いして古い糊も拭き取ります。よく乾くまで新しい紙が張れないことが納品まで時間を頂いている理由です。
② 新しい紙の貼付
上述のように、工場へ持ち帰って、古紙の除去、下地の調整をした後、新しい紙を貼ります。種々の張り方がありますが、基本的な作業として、新しい襖紙に十分な水分を含ませた後、周辺にのみ薄いデンプン糊を付けて貼ります。その後、乾燥させ細部の仕上げをして納品の手順になりますので工事期間としてどうしても 3~4日必要となります。さらに襖紙のデザインは非常に多いため、予め当社内に在庫しておくことが出来ません。お客様に使用する襖紙を決めていただいてから手配することになります。供給体制が改善されているとは言え、休日が絡みますと納期が長くなりますので注意が必要です。